ポーランドの医療 外国人が病院にかかるには

ポーランドの医療 外国人が病院にかかるには

ポーランドの医療について

ポーランドでは、ZUSという国家の健康保険制度があります。
ポーランドでは、雇用されると必ずこの保険を支払って加入します。
あるいは、父親や母親が加入しているところに、子供も加わっています。

ZUSの枠内で病院にかかると、全て医療費は無料です。
ZUSの枠内のかかりつけ医がそれぞれあって、そこへかかって、専門医はそこから紹介されます。
ただし、ここで問題になるのは、かかりつけ医によっては、病気になってから予約が取れるまで、とても時間がかかるという事。
最近は、ワルシャワなど、一部のかかりつけ医へもインターネットを通して、オンラインで予約できるようになったので、随分とよい状況になりました。
そのような進んだシステムを導入してるかかりつけ医は、検査結果も全てオンラインで確認できるようにもなっています。
駐在員の方でもポーランドの法人の役員として来られるかたは、ZUSに加入します。
ですから、ZUSの枠内で医療を無料で受けることも可能です。
家族もその枠に登録しておけば、家族も医療を無料で受けられます。

しかし、そのようなかかりつけ医への予約が簡単ではない場合や、外国人の場合、よく利用しているのが、プライベートの医者・病院です。
有名なところが、MedicoverやLux Medです。
Medicoverはオンラインで予約もでき、検査結果もオンラインで見る事ができ、便利ですが、診察料は100%自費になります。
外国人の駐在員の方の場合は、会社で海外旅行保険でプライベート病院への支払いをカバーされているケースがほとんどです。
それ以外でも、会社がそのようなプライベート病院の年間チケットを購入していて、従業員が使えるようになっているケースが多くなっています。

ワルシャワのお医者さんは、だいたいが英語を話せます。
先生方のプロフィールを見ると、何語を話されるか書いてあることが多くなりました。
ただ、看護婦さんは英語を話せる確率が低くなるように思います。

 04.01.2021